(図1)をご覧ください。3歳児の歯なのですが、(A)は乳歯で、その下に(B)永久歯の芽があるんです。乳歯をぶつけてグラついているということは、隙間から細菌などが入りやすくなっている状態です。それを放っておいて、たとえばその下に膿がたまると、いざ乳歯が抜けて生え変わるときに、永久歯がすでに虫歯の状態になって出てくる可能性があるということです。
「乳歯はどうせ生え変わるから良いか」という考えではいけません。
この方の息子さんの場合も、放っておかず、すぐに対処する必要があります。折れかかっているのではなくグラついているということですので、早くワイヤーで固定し、安定させます。レントゲンをとって問題があるようなら、神経の治療が必要かもしれません。もし神経が離断していれば炎症が起こり、すぐ下の永久歯の芽にも悪影響をおよぼします。とにかく、早めにかかりつけの歯科医に相談しましょう。
(図1)永久歯と乳歯の関係

(A)は乳歯で、その下に(B)永久歯の芽があります。

(A)は乳歯で、その下に(B)永久歯の芽があります。


